こんにちは。美容ライターのnanaです。
私は日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュ®︎・コスメライター®︎資格を取得している美容ライターです。ためになる美容の知識を発信しています。詳しくはこちら↓↓↓
クレンジング

クレンジングは、スキンケアの中でもとても大切な工程の一つです。
なぜクレンジングをしなければいけないかというと、メイクの成分は油分が多いので、水や洗顔料では落としきれない為、必要になります。
また、メイクの濃さやお肌タイプによって使用するクレンジングの形状が変わります。
洗顔
洗顔もスキンケアの中ではとても大事です。なぜなら、余分な皮脂や毛穴の汚れを落とし、その後の化粧水や美容液などの浸透を高めてくれるからです。
化粧水
化粧水はプチプラの大容量から、お高いものまでさまざまなアイテムがありますですよね。
大容量の化粧水が悪いというわけではないですが、大容量だとバシャバシャとたっぷり使えてお肌にもいいだろうと思って使っている方が多いです。
しかし、化粧水はどんなにたっぷりお肌に入れても全てが浸透している訳ではないんです。化粧品の成分は角質層までしか浸透しません。厚さは0.02㎜です。ティッシュ1枚分と言われています。
そんな薄い層にたくさんつけても全ては浸透はされません。
化粧水の使用料の目安は、500円玉大です。コットンを使う方はもう少し必要になりますが、手でも十分に浸透します。
美容液
美容液とは、美容成分や保湿成分が濃縮して配合されているものです。
主にビタミンC・ビタミンE・レチノール・ヒアルロン酸などは配合されていることが多いです。

美容液は、大きく分けて3種類あります。
①保湿ケア
乾燥を防ぐ。多くのトラブルは乾燥からくるので、特にお肌が荒れていない方でも、保湿の美容液は使用した方が良いです。
②美白ケア
紫外線による、シミ・そばかすを防ぐもの。ビタミンC誘導体・ハイドロキノン・トラネキサム酸などが配合されている。
③エイジングケア
年齢とともに感じるお肌の悩み。ハリ・弾力のなさや、たるみを防ぎ、ピンとしたお肌にしてくれる。ヒト型幹細胞培養液・レチノールなどが配合されている。
フェイスクリーム
フェイスクリームは保湿ケアの最後に水分が蒸発しないように蓋をするアイテムです。お肌のタイプに合わせて選んでいきましょう!!

乾燥肌の方
乾燥肌の方は油分と水分がたっぷり入ったものがおすすめ。ちなみに固いテクスチャーの物は、保湿力は高いですが、乾燥したお肌には浸透しにくいことがあるので、注意!!
その場合は、フェイススクラブをしてお肌を柔らかくしてから使うか、お風呂後のお肌がもちもちしている状態に使用しよう。
脂性肌の方
脂性肌の方は日中はお化粧崩が気になると思います。特に夏場はさっぱりとしたテクスチャーのジェルタイプがオススメ。
日焼け止め
日焼け止めは1年中必須なアイテムです。特に夏の紫外線はとても強いので、シーンに合わせて日焼け止めを選んでいきましょう!!
でも日焼け止めってなんで必要なんだろう。と思いますよね。私も以前は日焼け止めが嫌いだったので、そう思っていました。シミが出来るくらい?と思っていましたが、それは大間違い!!
米国皮膚科学会では、老化の80%が紫外線による影響と考えられているからです。
紫外線を浴びると、皮膚の中の活性酸素が発生します。活性酸素は細胞にダメージを与えるとともに、コラーゲン繊維、エラスチン繊維などを分解する酵素の産生を促進します。
その結果、肌の乾燥、しわ、たるみが生じます。そのため紫外線は肌の老化を促進することになります
また、乾燥肌の方は、お肌のバリア機能が元々低いので、日焼けをしてしまうと炎症が酷くなったりと、お肌トラブルに繋がってしまいます。それを知ってしまったら、日焼け止めを塗らないなんてありえない!と思いますよね…。

リップケア
リップケア商品は大きく分けて3種類あります。
①スティックタイプ
一番よく使われている形状。手を汚さずに付けられる。
②チューブタイプ
上記のスティックタイプよりもとろみがあり、保湿力が高い。
③ジャータイプ
容器に入っているタイプ。柔らかいテクスチャー。抗菌スパチュラや清潔な手で取って使う。手が汚れるので、外出先では使いにくい。保湿成分が多く入っていて、固まりにくいのでこのような形状になっている。

ボディスクラブ
ボディスクラブとは、細かい粒子状の研磨剤で体の角質を取り除き、お肌をすべすべにしてくれるアイテムです。
また、お肌が柔らかくなることで、保湿クリームの浸透を高めてくれます。毎日使うものではなく、週に1~2回程度。
ボディスクラブの種類は大きく分けて2種類。
①ソルトスクラブ
塩が配合されているスクラブ。固くなった角質やゴワゴワしたお肌にオススメ!
溶けにくい粒子でしっかりと角質を取ってくれる。
②シュガースクラブ
砂糖が配合されているスクラブ。ソルトスクラブに比べてマイルドな使い心地。
砂糖は保湿効果が高いので、乾燥が気になる方にオススメ!

ボディクリーム
ボディクリームには、実は大きく分けて3種類あります。
・ボディクリーム
・ボディローション(*ボディミルク)
・ボディジェル
*ローションとミルクは同等と考えてOK!
なにが違うかというと、油分と水分の量の違いです。

かかとケア
かかとがガサガサするのはなぜだと思いますか!?その原因は大きく分けて3種類あります。
かかとには皮脂腺がないから
皮脂腺とは、皮膚の内部にある皮脂を分泌する小さな腺のことです。
皮脂はワックスエステル、トリグリセリド、脂肪酸などから構成されていて、汗などの水分と混合することで乳化し、表面脂肪酸を構成し皮表を保護している(皮表膜)。皮表膜はpH4〜6で殺菌作用をもつ。また、皮脂には角層の水分を保持する役割もあります。
元々油分が不足しているかかとは、更に加齢などで皮膚細胞の代謝が低下すると、古い角質がはがれにくくなり蓄積され、角質肥厚となり、かかとの乾燥に繋がります。
かかとのターンオーバーは120日だから
通常、顔の皮膚のターンオーバーは28日周期です。その4倍の120日以上なので、かかとの角質は硬く、厚くなるんです。
かかとに負担がかかり、角質が厚くなるから
立っている時の足の負担の約7割はかかとに来るんです。皮膚は刺激を受けると身を守るための防御機能として、角質を厚くさせるという特徴があるので、かかとが厚くなり、硬くなります。

マスクで肌トラブル
マスクで肌トラブルの原因
原因①:マスクをしていると湿度が上がって常在菌が増殖してしまい、ニキビができる
原因②:マスクでの擦れでお肌がごわつく。キメが乱れて肌荒れをしてしまう
原因③:マスク内の湿気でお肌がふやける→その状態でマスクを取ると、急激に水分が蒸発して、お肌の水分が持っていかれるので、乾燥する
マスクで肌トラブルの対処法
原因①の対処法:マスク内を清潔に保つためにマスクは午前・午後で取りかえる
原因②の対処法:マスクが小さすぎると摩擦が起きやすいので、鼻から顎まで隠れる大きさを選ぶ、クレイマスク・クレイパックでお肌を保湿しつつ、毛穴の汚れを取り除く
原因③の対処法:マスクを取る時は出来るだけ保湿をする・朝晩のスキンケアで保湿力の高いこっくりとしたクリームを使用する

ニキビ
ニキビはなぜ出来るの!?
ニキビが出来るきっかけは、皮脂が過剰に分泌ししてしまうことで、毛穴がつまったり、角層が厚くなり、毛穴をふさいでしまうことで、アクネ菌が増えて、ニキビができます。
思春期ニキビ・大人ニキビの違い
思春期ニキビと大人ニキビでは、対処の仕方が異なります。
しかし、まれに、大人の方でも思春期ニキビと同じような症状の方もいるので、年齢だけで判断せずに、お肌の状態で見極めましょう!!
思春期ニキビ
思春期ニキビは10代の方に多いニキビです。
・Tゾーンに出来ることが多い
・オイリー肌の方に多い
・過剰な皮脂分泌が原因
大人ニキビ
大人ニキビは20代以降の方に多いニキビです。
・顔の下半分に出来ることが多い
・乾燥肌の方に多い
・ストレスや不規則な生活、睡眠不足など、あらゆることが原因

クマ
クマの原因はなに!?
クマは疲れた印象や老けた印象を与えてしまいます。
・まぶたは皮脂腺が少なく、角層も薄いので乾燥しやすい
・まばたきでよく動く場所なので、しわが出来やすい
・まぶたはメラノサイトが活発なので、色素沈着が起こりやすい
これらが原因です。加齢とともにクマが出来やすくなってしまうんですね。
クマには種類がある!?
クマは3つのタイプに分かれています。
・茶クマ
見分け方→上を向いても消えない
原因→シミが集まって茶色く見えたり、アイシャドウなどの色素沈着によって出来る。
・青クマ
見分け方→目じりを横に引っ張ると薄くなる
原因→血行不良・冷え・疲れ目など
・黒クマ
見分け方→上を向くと消える
原因→年齢とともにハリや弾力が低下。眼輪筋が衰える

シミ
シミができる原因
シミができる原因は遺伝的な要因など様々ですが、一番の原因は紫外線です。
医薬部外品の有効成分について
美白効果のある医薬部外品の有効成分について、代表的なものをまとめていきます。ちなみに美白化粧品は、シミを出来にくくするための成分や薄いシミに効果的な成分は配合されていますが、濃いシミには効きません。
ビタミンC誘導体
ビタミンCを、吸収しやすい形に変えたもの。メラニン生成抑制、還元、チロシナーゼ活性阻害、ターンオーバーを整える
アルブチン
コケモモに含まれる成分で、メラニン生成を引き起こす酵素チロシナーゼの働きを阻害する。シミやくすみを予防する効果が高い成分
トラネキサム酸
もともとは医療現場で止血剤や抗炎症剤として使われてきた成分で、「炎症状態」にあるメラノサイトを鎮める効果があると言われています。女性ホルモンの影響で、30代~40代の女性にできやすいしみの予防にも効果的。
コウジ酸
日本酒の職人の方の手が白くてきれいだったことから研究が進められた。味噌やしょうゆに含まれる麹菌由来の成分。メラニン生成の働きを抑える効果がある。
シミのタイプ
シミのタイプは4種類あります。
老人性色素班(日光性黒子)
特徴→一番多いシミのタイプ。様々な大きさの丸い色素班。
原因→紫外線の影響や肌の老化によってメラニンが蓄積することで出来る。
雀卵斑(そばかす)
特徴→小さなシミ。目の下に多い。薄い茶色のものがほとんど。
原因→遺伝的な要因が多い。もともとあったシミが紫外線の影響で濃くなることもある。
炎症後色素沈着
特徴→赤から黒まで様々な色。
原因→ニキビ跡や虫刺されなどによる炎症が治った後にできるシミ。
肝斑
特徴→左右対称。淡褐色のものが多い。。
原因→紫外線の影響や女性ホルモンの影響でできることが多い。妊娠・出産後にできる場合も多い。

界面活性剤
界面活性剤ってなに!?
界面活性剤とは、水と油をくっ付ける【乳化】作用があります。
よく「界面活性剤は怖い」「お肌に悪い」などと言われるのですが、必ずしもそうではありません。界面活性剤を使う事で、濃いメイクをオフ出来たり、ベースメイクをお肌に密着してくれる作用もあるので、とても大切な成分なんです!!!
その反面、洗浄力が強い界面活性剤が入っていると、敏感肌の方は、お肌のバリア機能を壊してしまうこともあります。なので、界面活性剤の知識を持つことは大事です。
「これは界面活性剤が入っていた方がいいな」「これは入っていない方がお肌に優しいな。」などが分かるようになると安心です。
界面活性剤の種類
界面活性剤は4つの種類があります。
陰イオン アニオン型
効果:乳化助剤・洗浄・可溶化
何に入ってる?:シャンプー・石鹸・洗顔など
名前の最後に:塩・石鹸・硫酸ナトリウムが付いている
陽イオン カチオン型
カチオン型は一番皮膚刺激が強いです。
効果:帯電防止・殺菌・柔軟
何に入ってる?:トリートメント・コンディショナー・制汗剤など
名前の最後に:クロリド・アンモニウムが付いている。
両性イオン アンホ型
効果:洗浄・乳化助剤
何に入ってる?:ベビー用・高級シャンプーなど
名前の最後に:ベタインが付いている。
非イオン ノ二オン型
ノ二オン型は水に溶けた時にイオン化しないのが特徴です。
効果:乳化・可溶化
名前の最後に:グリセリル・水添ヒマシ油が付いている。
化粧品検定
まとめ
この記事では、スキンケアについて詳しくまとめてみました。
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